2016年10月1日土曜日

『デスメタルインドネシアンナイト』、無事開催されました! 当日の様子をレポート


昨晩2016年9月30日、阿佐ヶ谷ロフトにて『デスメタルインドネシアンナイト』が開催されました。

直前に『ブルータルデスメタルガイドブック』も出来上がったので、『デスメタルインドネシア』とダブル刊行記念イベントです。




このイベントのわずか二日前に『ブルータルデスメタルガイドブック』が出来上がりました。もし何らかの印刷ミスや事故が発生していれば、間に合わなかったので、危険と言えば危険な賭に出た訳です。しかし無事完成しました。


出演者は以下です。右奥から

住田雄介(Defiled)
小笠原和生(『デスメタルインドネシア』著者/Asian Rock Rising)
脇田涼平(RNR TOURS/インドネシアパンク)
ハマザキカク(『デスメタルアフリカ』)
漆原直行(メタル司会者)



まずは『デスメタルインドネシア』の小笠原さんがインドネシアのメタルの基本をおさらい。浅草Death Festへの出演も決まったインドネシアのHELLCINATE。同国ではレアなウォーブラックを紹介。


同国のメタルの中心的な存在であるSucker Headについて解説。残念な事にリーダーは先日、逝去されてしまいました。



次にDefiledの住田さんがインドネシアのライブや現地事情について解説。司会者がMCをして爆笑するといった変わった話が沢山聞けました。



北京でのライブを報告する住田さん。後ろには「極端音楽」という横断幕が。もちろん意味は「Extreme Music」。これを紹介した後、爆笑。


前回の『デスメタルアフリカンナイト』の時に出演して下さった関根さんも駆けつけて下さいました。身を乗り出して聞き入ってます。


次に『デスメタルインドネシア』でハードコアパンクを書かれた上に、『ブルータルデスメタルガイドブック』を著者として書き上げた脇田さんがインドネシアのメロディックパンクやハードコアについて語ります。


アメリカのバンドとそっくりにやりながらもハイクォリティらしく、TOKIO並のアイドル的な存在らしいです。



この後、『ブルータルデスメタルガイドブック』の話題に移り、どういったバンドが重要だったのかの話。なんと言ってもブルータルデスメタルで重要なのはDisgorgeという事で、見解が一致。脇田さんが一番好きなバンドはDeeds of Fleshとの事。住田さんがDisgorgeが当時のシーンに与えたインパクトを解説。



脇田さんはメロディックパンク、ブルータルデスメタルだけでなく、デスコアにも造詣が深く、ブルータルデスメタルの中でもデスコア寄りのIngestedをお勧め。


インドネシアのデスメタルとブルータルデスメタルという相当マニアックなテーマにも関わらず、大勢の方々がいらっしゃってくれました。実はこの会場には日本デスメタル界でも重要な方々が多数来場しました。



最後に私ハマザキカクが『デスメタルインドネシア』に入れそびれてしまって、激しく後悔しているMentrual Disconsumedを紹介。これはTwitterでも日本有数のブルデスマニア、ぶるたるんさんに教えて貰ったバンド。


今までインドネシアが世界のブルータルデスメタルの最前線を突き進んでいたが、ラオスからDisseveredという超絶激しいバンドや、タイからもIntricatedやEcchymosisなどインドネシアよりもインドネシアらしく、超高速フルブラスト系のバンドが出てきている事を解説。インドネシアもうかうかしていられません。



最後のコーナーはクイズ大会。選択肢が受け狙い。


クイズ大会の時点で、話す事が多すぎて予定よりかなり遅れてしまっていました。『ブルータルデスメタルガイドブック』の白焼きと一部抜きが景品という珍しい事に。


この様な感じで3時間半、みっちりブルータルデスメタルについて語りました。お陰様で物販も大繁盛でした。またイベント終了後も同会場に多くの方々が居残って、交流会の様になりました。バンド関係の顔見知りだけでなく、普段TwitterやSNSなどではやりとりした事があっても、実際に会うことはなかった人達とも挨拶が出来ました。


お越し頂いたお客様、出演者の皆様、そして阿佐ヶ谷ロフトの皆様に感謝申し上げます。



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